こんにちは、台湾人妻と結婚して2歳の1人息子がいるTAKUラオバンです。
台湾台中市にある逢甲大学の語学センターで中国語を勉強して1カ月が経ちました。
語学センターに通っている理由は
TOCFL(華語文能力測検)のレベルがぎりぎり基礎級クラスの私だと台湾で現地就職するのは語学レベル的に入社が難しいからです。
そんな私が逢甲大学の語学センターに通ってこの1カ月勉強して感じたこと
を皆さんにご共有できればと思います。
逢甲大学の語学センターへの入学金や申請の仕方については下記の関連記事にまとめていますのでそちらをご覧ください。
【逢甲大学生活レポート①】台湾の語学センターへの入学申請から初日まで編
初級クラスからでもある程度の中国語力は欲しい
語学センターで1カ月勉強してしてみての一番言いたいことは
「初級クラスだとしても入学する前に少しでも中国語力は磨いておいた方がいい!!」です。
理由は先生の授業で使用する言語は中国語もしくは英語だからです。
逢甲大学の語学センターでの初級クラスの授業は中国語の「ピンイン」からスタートします。
おそらく日本の大学とかでも中国語を勉強する際はこの「ピンイン」から学ぶと思います。
「ピンイン」の詳しい説明はここでは省かせてもらいますが、簡単に言うと中国語の漢字の読み方をアルファベット表記したものです。
日本語でいうところの「あいうえお」ですね。
初めの1週間でピンインと声音をマスターしてから、本格的に単語や文法を学んでいきます。
その時に先生は中国語の授業内容はもちろん、連絡事項などは当たり前ですが中国語で説明します。
もしくは台湾人の多くは英語を話せる方が多いため英語で説明します。
まず、日本語を話せる先生はいないと思っておいた方がいいです。
初級クラスなので中国語はかなりゆっくりと話してくれますが、そもそも単語の意味が分からないと理解できませんよね?
日本で中国語の教室を通うなら日本語で説明してくれる先生もいるかと思いますが、ここは台湾本場なので日本語を説明してくれる先生なんていません。
同じクラスの友だちを見ていてもある程度の中国語の知識がある方と全く中国語を勉強したことがない方との中国語を理解するスピードが全然違いました。
やはり、台湾に来る前から少しでも中国語の勉強をしてきている方の方が覚えるのめっちゃ速いです!
そして中国語の発音もいつも先生に褒められています!
そんな私もTOCFL基礎級ではありますが、少しでも中国語を勉強しているおかげで授業にはついていけています。
逆に私は英語が全く分からないから危なかったです。(授業に全くついていけなかったかもしれませんね…)
なので以上から「初級クラスだとしても入学する前に少しでも中国語力は磨いておいた方がいい!!」のです。
授業中は積極的に発言できる環境である
外国語を理解するのに必要な力とは以下の4点だと思います。
≪①読む力・②書く力・③話す力・④聴く力≫
台湾の語学センターでは③話す力と④聴く力を伸ばすためには最適です。
理由は「授業中では中国語を積極的に発言することが出来る環境である」からです。
日本人が中国語を勉強する上で①読む力と②書く力は他の国の方たちよりも少し有利ですよね。
なぜなら私たちはもう既に漢字を習得しているからです。
なので日本人が初めて台湾に旅行に行っても漢字の文字を見ただけで何を表しているのか大体予想が出来ます。
しかし、日本人は③話す力と④聴く力は他の国の方たちよりも比較的弱いといわれます。
私もそうだったのですが、外国語を話すとき自身がないとなかなか積極的に話せない方いませんか?
「文法が間違っていたらどうしよう」
「発音が間違っていたらどうしよう」
「話してみたのはいいけど相手になかなか伝わらなかった⇒恥ずかしい」
こういうことが原因で英語や中国語で話せる日本人は他の国に比べると少ないようです。
逆に他の外国人は③と④の力を伸ばすことが一番中国語話せる近道だと考えているから習得が速いんだそうです。
実際に漢字の読み書きが苦手だけど、台湾の現地でペラペラに中国語を話して働いている外国人は多いようです。
語学センターでの授業中は母国語でもない中国語を話すとき、たとえ発音や文法を間違えても誰も変に思いません。
「だって母国語じゃないから間違えても当たり前やん!」
って思えます。
たとえ間違えていたとしても、台湾人の先生が正確な発音や文法を丁寧に修正してくれます。
正確な発音ができるようになるまで何度も何度も付き合ってくれます。
ちなみに他のクラスメイト達も受け身で授業を受けている人はおらず、みんな積極的に中国語を話しています。
発音も文法が間違うことも多々ありますが、その度に修正してもらって再挑戦する人が多いです。
なので間違って発言しても全く恥ずかしくもありません。
(なんせ私は中国語を話せないと就職できないと、家族3人の生活費がかかっているから必死ですよ…)
大人にならないとわからない英語の大切さ
これは共感できる方も多いのではないでしょうか?
それは「学生時代にもっと英語を勉強しておけばよかった」です。
これは妻も大人になって社会人として働いた時に同じことを言っていました。
語学センターの今のクラスで日本人は私一人だけで、他の国の方たちは当たり前に英語でコミュニケーションを取ります。
タイ人であろうが、インド人であろうが、メキシコ人であろうがみんな英語がペラペラです。
先生も授業で細かい説明は英語です。
休み時間はみんな英語でコミュニケーションを取っていますが、私は英語が話せないので中国語でコミュニケーションを取らないといけません。
しかも初心者クラスなので習っていない中国語を話すと「???」みたいな感じになります。
この時、「学生時代にもっと英語を勉強しておけばよかった」と痛感させられました。
もちろん学生時代にも学校の先生から「英語は世界共通語だから勉強しなければいけない」とか言われていたこともあるでしょう。
学校の授業では英語は必修科目だし、高校や大学の入試にも基本英語という科目はあります。
しかし、英語を話せることがこんなに大切なことなんだとは実感できる人はなかなか少ないのではないでしょうか?
仮にタイムマシーンで昔の自分に「英語は将来大切だから、もっと勉強しろ!」って言うことが出来たとしてもあの頃の私は全く実感が湧かないと思います。
実際に私が学生の頃は別に日本で働くと思ってたし、入試で受かるために英語を勉強していただけなので結構嫌々に英語を勉強していましたね。
ところが大人になって、給与の高い企業に就職しようとしても条件で英語のTOEIC何点以上必要とかネイティブレベルで話せる人募集などの募集要項。
海外旅行に行って英語がもっと話せると楽しめたのにとか英語がわからなくて困った経験ありませんか?
そう、おそらく人ってそういう場面に直面しないと実感しないんです。
「学生時代にもっと英語を勉強しておけばよかった」って。
いかがだったでしょうか?
以上が、「私が逢甲大学の語学センターに通ってこの1カ月勉強して感じたこと」です。
語学センターに通ってまだ1カ月ほどですが、妻のご両親と簡単な中国語を聞き取れたり会話ができるようになってきていることから、移住前より確実にレベルアップしてきているのを実感しています。
今までは妻が横に必ずいないと不安で不安で仕方ありませんでしたからね。
今後も皆さんに生活に役に立つ中国語会話も共有していきたいと思いますので宜しくお願い致します。