【台湾で里帰り出産希望の方は必見‼】台湾で出産時の二重国籍を取得する方法をご紹介!!

こんにちは、TAKUラオバンです。

今回の記事は

台湾で里帰り出産をしたいけど、

出生証明の手続き関係が知りたい。台湾側の手続きと日本側の手続きは?

「日本に帰ってくる際は?」

実際にTAKUラオバンの妻は2020年1月に台湾で里帰り出産をしました。

そのときに台湾と日本の国籍を両方取得したので、その方法をご紹介したいと思います。

ちょっと大変ですが、このブログを参考に一歩ずつ進めていください。

(※以前記載していた記事を見返したときに分かりにくかったため、なるべく分かりやすく修正しました。)

特典として「出生証明書の日本語訳のサンプル(無料)もありますので是非最後まで読んでみてくださいね。

少し前置き

2年前、私の妻は台湾人ということもあり出産は台湾での里帰り出産を強く希望していました。

当時、私は日本で仕事をしており1月は仕事も忙しい時期で長期休暇も取りづらい状況でした。

そのため、出産に立ち会うことが非常に困難で正直内心(日本で出産してほしいなぁ)という気持ちでいっぱいでした。

しかし、今となっては台湾で出産してよかったなと思っています。

≪手続き関係①≫台湾で出産した後にやるべきこと

無事に台湾で出産が完了した後の流れとしては

①出産先の病院で必ず「出生証明書」を作成してもらうこと

これは言うまでもなく、日本でも必要ですよね。

ただし、この時に私たちが病院にお願いしたのは≪中国語記載の出生証明書≫≪英文の出生証明書≫の2種類用意してもらいました。

≪中国語記載の出生証明書≫最低でも3枚用意

  • 台湾の市役所で出生届を出すために必要。
  • 日本の市役所で出生届を出すために必要。
  • 奥さんが日本で働いている場合、育休を取得するために会社に提出する用として必要。

≪※英文の出生証明書≫1枚必要

  • 台湾と日本のパスポートを両方申請・取得する場合に必要。
    日本で出生届けを出さない場合=台湾人として生きていく場合は要りません。

※なぜ英文の出生証明書が必要なのか?

結論からいうと、「行機のチケットを取得する際に英語表記の氏名を一致させる必要があるから」です。

具体的にご説明しますと

名前の読み方がパスポート上では中国語と日本語で異なっているため、読み方を一致させる必要があります。

例えば「山田 太郎」を

中国語読みにすると「shān tián tài láng」

日本語読みにすると「YAMADA TAROU」となります。

この場合、航空券を購入する際の名義者は「shān tián tài láng」なのか?「YAMADA TAROU」なのか?で迷うことになります。

仮に「YAMADA TAROU」名義で購入した場合、台湾のパスポートの英語表記は「shān tián tài láng」となっているため別人となってしまうという事態に陥ってしまうわけです。

だから、パスポートの申請の際に「パスポート上の名前の英語表記を統一させる」ために英文の出生証明が必要となります。

つまり私たちの息子の場合は、仮に妻の苗字を「李」、夫の苗字を「山田」で読み方を(YAMADA)に統一させるとすると

台湾のパスポートでは「李 太郎(YAMADA TAROU)」

日本のパスポートでは「山田 太郎(YAMADA TAROU)」

という表記になるのです。

ちなみに英文の出生証明を受け取る際に看護師から「英語表記させたい名前を教えてください。」と言われますので、英語表記させたい方を選んで伝えてください。

②台湾の市役所で出生届けを提出

台湾の法律でも日本と同様に「出生の時に父又は母が中華民国国民であった者は中華民国国籍を有する」そうです。

(参考:公益財団法人日本台湾交流協会の公式Webサイト

≪ここからが重要‼≫

普通、現在の日本で結婚したときに妻の苗字は夫側の苗字に変わり(夫婦同氏制)、その二人の間に生まれてきた子どもの苗字は夫側の苗字を名乗りますよね。

しかし、台湾での出生届けを申請するときになんと

どちらの苗字を名乗るかを選択することが可能」です。

実際、妻のご両親も苗字が異なります。

私たち自身、国際結婚の手続きの際に夫婦別姓を選択しました。

そのため、息子の氏名は以下のようになるように手続きを行いました。

台湾にいるときは「妻の苗字+名前

日本にいるときは「夫の苗字+名前

といった感じになります。

もちろん、どちらも夫側の苗字にすることは可能です。

【台湾の市役所で出生届申請時に必要なもの】

  • 出生証明書(中国語)
  • 戶口名簿(台湾の住民票)
  • 申請人の身分証
  • 申請人の印鑑

無事、出生届けが受理されたら以下の手続きを行うことも可能です。

  • 生育獎勵金(地域からもらえるお祝金)
  • 國民年金生育給付(年金を払っている場合にもらえるお祝い金)
  • 育兒津貼(児童手当)

③中国語記載の出生証明書を日本語に翻訳しよう!(特典付き)

おそらく、この作業がとても大変だなーと感じている人がいると思います。

お金を払えば、日本の行政書士の翻訳サービスなどを利用する手もありますが、なるべくならお金をかけずに申請したいですよね。

今回は実際に出生証明書の日本語訳したテンプレを作成しました。

下記に載せておきますのでダウンロードして必要な個所を修正して利用してみてください。

出生証明書(翻訳文)

私の妻も他の台湾人の方がブログで日本語訳のサンプルを載せてくれているみたいでそれを参考にしていました。

≪手続き関係②≫日本に帰国した時にやるべきこと

台湾で出産後、旦那様は日本に帰国して市役所での手続きがありますのでご紹介したいと思います。

④生後3ヶ月以内に日本の市役所に出生届を出す必要がある

※もしここで、台湾で出産してそのまま台湾人として生きていくというのであれば、この内容に関してはスキップしてください。

ここからは台湾で出産したけど日本で暮らし、台湾人としても日本人としても二重国籍を取得したいというのであれば、出産後3ヶ月以内に帰国し、日本の市役所で出生届を提出してください。

【日本の市役所で出生届申請時に必要なもの】

  1. 日本の出生届申請書(市役所でもらう)
  2. 日本の母子手帳
  3. 台湾の出生証明書(中国語記載のもの)
  4. 3の日本語翻訳した書類
  5. 申請人の印鑑

個人番号の記載された住民票は基本その日中に発行される!

これは市役所や申請した時間帯にもよりますが、出生届を提出し問題なく申請が完了すればその日中に個人番号(マイナンバー)入りの住民票をその日に発行されることが多いです。

会社で育休を取得したいと考えている場合は、おそらく申請時に必要な場合が多いので取得しておきましょう。

児童手当もついでに申請しておきましょう!

これも住民票の時同様、市役所や申請した時間帯にもよりますが、出生届を提出し問題なく申請が完了すれば担当していただいた市の職員さんに児童手当の申請の案内があるはずです。

その日に児童手当申請の窓口に行って、申請しておきましょう。

ただしここで一点注意点があります。

それは、申請時に生まれた赤ちゃんがまだ海外にいる場合です。

帰国するのが何か月も先の場合は申請ができない可能性があります。

あくまで自分の子どもが日本にいる場合でないと児童手当は支給されません。

私の時は、息子が日本に帰国する予定が1か月後だったのでなんとか事情を説明し申請は出来ました。

ですが、日本にいなかった月分の支給はありませんでした。1人15,000円/月だったので結構痛い…

日本の戸籍謄本を申請できるのは大体2週間ほど!

赤ちゃんの日本の戸籍謄本を取得できるのは出生届を提出した2週間後くらいに申請できます。

これで晴れて無事に二重国籍取得完了です!!

台湾で生まれた赤ちゃんが日本へ帰国する場合は日本のパスポートが必要になってくる

無事に日本と台湾の出生届けを提出し、赤ちゃんは2重国籍を取得することが出来ました。

この時、妻はすぐに日本へは帰国せずに2カ月ほど台湾の実家で育児を行い、私は日本での仕事があたったため帰国していました。

この時は息子を日本で育てることに決めていたので、妻と息子は日本へ帰国する予定でした。

息子が日本へ来る際にパスポートが必要ですが、台湾のパスポートだけだと長期滞在のビザが必要になってくる可能性があるため、日本のパスポートを台湾の日本交流協会で申請しました。

【日本台湾交流協会台北事務所で日本のパスポートを申請するときに必要な書類】

  1. パスポート発給申請書
  2. 写真(パスポートサイズ)
  3. 日本の戸籍謄本(赤ちゃんの氏名入り)
  4. 父または母の身分証明書とパスポート
  5. 申請料

(参考:公益財団法人日本台湾交流協会の公式Webサイト

台湾で里帰り出産してよかった理由

その1、妻の両親にいろいろ面倒見てくれたこと

これは国際結婚に限った話ではありませんが、やはり自分の実家に帰って里帰り出産する方が楽ですよね。

夫は仕事で、妻は家で育児というパターンが多いのではないでしょうか?

そんな時に気軽に頼める自分の両親が傍にいて、何かあった場合でもすぐに対応してもらえると、本当に心強いものです。

その2、出産育児一時金は台湾で出産したとしても申請できる!

日本で出産する際、分娩と入院費用で1人あたり大体約50万円ほどかかるといわれています。

国民健康保険や会社を通じて加入している健康保険組合があれば、健康保険から出産時に1児あたり42万円の支給を受けることができます。

妻は台湾で出産しているから受け取れないかなと諦めていたら、

なんと!!!日本で健康保険組合に加入していれば、台湾で出産したとしてもしっかり申請すれば42万円もらえました!

ちなみに台湾で出産した時にかかった費用は無痛分娩・入院費込みで約10万円もいかないほどでした。

なので、飛行機などの費用を差し引いても約30万円ほどは手元に残ったのです。

これにはびっくり!!!

台湾は日本と同じくらいの医療・施設で安全に出産することは可能です。

実際に妻が出産した台湾の病院は日本とさほど相違ありません。

もし、配偶者の方が外国籍の方であれば、国外での出産を検討してもいいかもしれませんね。

いかがだったでしょうか?

以上が台湾で里帰り出産時の台湾側の手続きと日本側の手続きになります。

国際結婚された方で里帰り出産のため帰国する必要がある方はいろんな手続きがあり、大変だと思います。

そのうえ、奥さんが海外に里帰り出産のため帰国すると出産に立ち会えない可能性があります。

実際の私がそうでした。

ですが、やはり母国で出産っていうのは言語が通じて安心しますし、ご両親も傍にいてくれます。

出産に対する不安を少しでも和らげるためにも旦那様は里帰り出産を認めてあげていただければ、奥さんも喜んでくれると思いますよ。

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2 COMMENTS

pizza

里帰り出産の立会のために昨日彰化につきました!3年ぶりの台湾で、コンビニで聞かれた「載具」を調べたらTAKUラオバンさんのブログに辿り着きました!二重国籍の手続きとても参考になりました!ありがとうございました!

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homes

pizzaさん、コメントいただきありがとうございました!
ブログ自体は少しお休みさせていただいてたので返事が遅くなり申し訳ございません。
これからも何かお役に立てれば幸いです!

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