こんにちは、TAKUラオバンです。
今回の記事は、台湾長期滞在者が台湾で運転免許証を取得するにはどうしたらよいかをご紹介したいと思います。
「台湾で車を購入して運転したいけど運転免許証ってどうすればいいの?」
「国際運転免許証に変えた方がいいの?そもそも使用できるの?」
「もしかして、台湾で新たに教習所に通わないといけないの?」
「日本の運転免許証はどうなるの?」
以上のような、私と同じ疑問を持っている方に丁寧に流れに沿ってご紹介していけばと思いますので是非最後までお付き合いください。
(下の写真は台湾の運転免許証になります)
是非、頑張って台湾の免許証を取得しましょう!!
【そもそも】台湾で国際運転免許証は使用できるの?
これは結論、日本の「国際運転免許証は使用できません」
つまり、日本の運転免許センターで台湾に来る前に国際免許証を取得する必要がありません。
では、台湾で車を運転するにはどうすればよいのか?
それは
- 日本の運転免許証(原本)と免許証の中国語翻訳文の両方を携帯する(短期滞在者向け)
- 台湾の運転免許証に切り替える(長期滞在者向け)
の2パターンあります。
旅行や6か月以内の短期滞在者は1番の「日本の運転免許証(原本)と中国語翻訳文の両方を携帯」すれば、運転が可能です。
TAKUラオバンみたいに有効期限が6か月以上の居留証をもっている長期滞在が確定している人は2番の「台湾の運転免許証の切り替え」を行う必要があります。
中国語翻訳文は、日本で取得することも可能ですが、今回は台湾での取得方法をご紹介します。
日本で取得する場合は、JAF(一般社団法人日本自動車連盟)での申請が可能です。
詳しくは一般社団法人日本自動車連盟のホームページをご確認ください。
(参考:一般社団法人日本自動車連盟ウェブサイトhttps://jaf.or.jp/)
なお、中国語翻訳文は台湾の運転免許証に切り替えるときにも必要となりますので台湾で運転を考えている方は必ず取得するようにしましょう。
【流れ①】日本台湾交流協会で中国語翻訳文を申請・取得しよう!
台湾で日本の運転免許証の中国語翻訳文を手に入れるためには日本台湾交流協会で申請する必要があります。
それでは、これから台湾で免許証の中国語翻訳文を取得するにはどうすればいいか説明していきます。
1.日本台湾交流協会はどこにあるの?
これは結論、台北か高雄のどちらかの事務所で申請することになります。
そうです。2か所だけしかありませんので注意してください。
【アクセス】
①日本台湾交流協会台北事務所(台北)
住所:105台北市松山區慶城街28號
②日本台湾交流協会高雄事務所(高雄)
住所:802高雄市苓雅區和平一路87號南和興產大樓9-10樓
今回、TAKUラオバンが訪れたのは高雄の事務所になりますので、高雄での事務所はどんな流れになるのかを以下ご紹介していきます。
2.高雄の事務所へは高雄MRT「文化中心」駅を利用
台中駅から新幹線で「左營(Zuoying)」駅まで約1時間ほど乗り、高雄捷運(高雄MRT)に乗り換えます。
高雄捷運紅線の「小港(Siaogang)」行きの電車に乗って、「美麗島(Formosa Boulevard)」駅で降ります。
そこから橘線の「大寮(Daliao)」行きの電車に乗り換えて、「文化中心(Cultural Center)」駅で降りました。
ちなみに「美麗島」駅の改札口は高雄でも観光スポットとなっているくらい綺麗なステンドガラスが天井いっぱいに広がっていますので、是非立ち寄ってみてください。
「文化中心」駅から歩くこと15分ほどで日本台湾交流協会の高雄事務所に到着します。
(ちなみに「文化中心」駅では3番出口から出ると近くて便利ですよ。)
3.中国語翻訳文の取得は「10階」へ
建物に入ると、入口の所に日本語でしっかり行き先と営業時間が記載されていますのでそれに従って9階か10階に行きます。
今回、運転免許証の中国語翻訳文は「10階」に行きます。
- 入口の案内
- 事務所入口
事務所内での撮影は禁止でしたのでどういう手順だったのかご説明していきたいと思います。
4.受付スタッフは日本語OK!!
事務所に入り、番号札を取ります。
平日の午後でしたが、スタッフ以外誰も居ませんでした。
もちろんすぐに番号がアナウンスされ、受付に行くとなんと「ご用件をお伺いします」と丁寧な日本語で案内していただきました。
(よかったぁ)と内心ホッとたのを覚えています。
5.提出物は?
今回提出してほしいと言われたのは
- 日本の運転免許証(原本)
- パスポート
- 居留証
です。
すると、中国語翻訳文発行申請書と中国語翻訳文についての案内文をもらえますので申請書に必要事項を記載していきます。
ちなみに申請書の中身は日本語になっています。
6.申請から取得するまでにかかる時間は?
今回、かかった時間はなんとたったの30分で取得できました。
普段は1時間ほどかかるらしいのですが、人も居ないからか30分ほどで取得できます。
短期滞在者や観光目的で車を運転したい方はここまでの申請で完了です。
運転するときは、必ず日本の運転免許証と中国語翻訳文を携帯するようにしましょう。
7.申請料は?
申請料は580元でした。
(何気に高い…お昼のお弁当が一つ100元くらいだから…)
8.中国語翻訳文の注意点!
ここで中国語翻訳文について注意点を書き出しておきたいと思います。
- 運転できる車種は決まっている
- 運転可能期間は「入境後1年以内かつ日本の運転免許証有効期間内」
- 日本の運転免許証を更新、住所の内容等に変更があった場合は再度申請する必要あり
- 日本台湾交流協会東京本部では対応していない
【流れ②】最寄りの「監理所」もしくは「監理站」で台湾の運転免許証証の申請
日本の運転免許証で台湾の運転免許証を取得したい場合は、
日本でいう運転免許試験会場や運転免許センターに該当する「監理所」もしくは「監理站」で申請する必要があります。
今回、TAKUラオバンは「台中市監理站」という所で台湾の免許に切り替えてきました。
台湾の運転免許証を申請するとき、最寄りの医療機関で指定された身体検査を受ける必要があるのですが、「台中市監理站」だとすぐ近くに身体検査を受けられる場所がありますのでおススメです。
1.持ち物
今回、TAKUラオバンが必要とされた書類等を記載しておきます。「監理站」によっては異なる可能性があるため、念のため事前に各々HPより調べてから行くようにしてください。
- 台湾の居留証(有効期間は6か月以上あるもの)
- 日本の運転免許証(原本)
- 日本の運転免許証の中国語翻訳文(発行から1年以内のもの)
- パスポート
- 写真3枚(2枚は身体検査の申請時、もう1枚は監理站での申請時に使用)
- 発行手数料(身体検査は255元、監理站での申請は200元)
- 申請書(監理機関で備え付けのもの)
※写真は無背景、無帽、正面上半身、カラー写真で幅2.5センチの高さ3.0のものになります。
2.まずは医療機関で身体検査を受ける
身体検査の流れを説明していきます。
STEP.2体重、身長計測まず始めにに体重と身長を計測します。(また身長が縮んでいました…)STEP.3視力検査その1視力計で表示される数字を答えるSTEP.4視力検査その2中心を見たまま左右の物体の動きをしっかりとらえることが出来ているかSTEP.6色別テスト絵本を見せられて、何が描いてあるか答えるSTEP.7軽い運動検査膝、腕をしっかり曲げられるか伸ばせるかのテストSTEP.8終了印鑑の押された申請書を返却してもらえる
3.監理站で台湾の運転免許証の申請
身体検査を受け終わったら、監理站で台湾の運転免許証の申請を行います。
ここでは特に特別な作業はなく、番号が呼ばれたら日本の運転免許証で台湾の運転免許証を申請したい旨を伝え、準備してきた書類を受付のスタッフに渡すだけでした。
申請料は200元になります。
10分後、台湾の運転免許証が完成し交付されます。
「めっちゃ早い!」
特に台湾の交通ルールを説明することもなく交付され終了です。
ちなみに台湾の交通ルールを勉強したい方は「台湾交通部公路總局」のHPに載っていますので各自確認してみてください。
資料は日本語で掲載されているものもありますよ。
ここでいくつかの質問?
台湾の運転免許証取得時に日本の運転免許証は消滅するの?
消滅しません。きちんと返却してもらえます。
自動二輪の運転も可能なの?
どうやら、自動車と自動二輪で別々の申請が必要だそうです。詳しくは中国語翻訳文をもらう際に一緒にもらえる案内文をご参照ください。
いかがだったでしょうか?
台中はやはり車や原付があった方が便利です。
ただ、台湾では交通事故が日本よりも多くて車を運転するのはまだ怖くて運転できそうにもありませんが、いざというとき運転できるようにしておいた方が安心ですね。