こんにちは、TAKUラオバンです。
今回の記事は、台湾へ引っ越しの荷物を送りたいけど
- どうやって台湾に荷物を送るの?
- 郵便局で送れる?
- 料金は?できるだけ安く済ませたい!
- 送る上で注意すべき点は?
- 空港での税関での対応は?
という海外の引っ越しに心配な方に郵便局を利用して台湾へ引っ越しの荷物の送り方をご紹介します。
どうやって台湾に荷物を送ったのか?
結論、これは郵便局の国際郵便というサービスを利用して荷物を送りました。
普通、引っ越しの荷物を送るとなると真っ先に考えそうなのは「アート引越センター」や「クロネコヤマト」などの引っ越し業者だと思いますが、荷造りや梱包等をしてくれる代わりに料金が高そうなイメージがどうしてもあります。
TAKUラオバンの場合は、家族3人分の荷物を送付するので少しでも安く済ませたいという希望もあって、荷造りや梱包、ラベル作成など自分たちでする必要がありますが、郵便局で国際郵便というサービスを利用して送付することにしました。
引っ越しするまでそんなに時間がない方や、ラベルの作成とかは面倒くさい、お金がかかってもいいから業者に任せたい方は「アート引越センター」や「クロネコヤマト」などの引っ越し業者にお願いした方がベストだと思います。
国際郵便の発送法は台湾は3種類から選択可能
国際郵便には発送方法が4種類あって、台湾ではその内の3種類が対応が可能です。
その3種類とは
- EMS便:国際郵便の中で最も早い便、2日~4日ほどで配達
- 航空便:飛行機の輸送、3日~6日ほどで配達
- 船便:船で輸送、1か月~3か月ほどで配達
です。
料金はEMS(高い)→航空便→船便(安い)となり、船便が一番安くなります。
荷物の重量はどの便も段ボール1箱30㎏までとなっており、
仮に30㎏の荷物(小包)を千葉県から台湾に送付する場合の料金は、日本郵便株式会社ウェブサイトの料金シュミレーションによると
- EMS便:26,500円
- 航空便:15,850円
- 船便:9,300円
となりますので、EMS便は船便の2倍以上の料金になります。
大体、船便だと1箱送るのに1万円ほどと考えておけば大丈夫です。
(出典:日本郵便株式会社ウェブサイトhttps://www.post.japanpost.jp/)
そのため、日数に余裕がある方は船便にするとかなり節約になります。
TAKUラオバンは迷うことなく、船便を選択しました。
≪流れ①≫段ボール・梱包資材の購入
引っ越し用の段ボールの調達は、スーパーやコンビニの店員さんにお願いすれば無料でもらえることもできますが、海外の引っ越しで使用する段ボールはしっかりした厚みのある引っ越し専用の段ボールを購入した方がよいです。
理由は、海外で荷物は結構乱暴に扱われる可能性があるということです。
私は今までそこまで段ボールがボコボコになって荷物が届いたことはありませんが、海外に在住の友だちは日本から荷物を送付した際に段ボールがボコボコになっていたり、パソコンモニターやタブレット端末の画面が破損していたりしたそうです。
そのため、海外に荷物を送る際は厳重に緩衝材で梱包をしておいた方が無難だと言えます。
大事な荷物が破損して生じる損失に比べたら、段ボールなんて安いものです。
段ボールのサイズは160サイズのを購入しました。
国際小包であれば、最長辺の長さが1.5mまでで胴回り合わせて3m以内であれば大丈夫なので160サイズの段ボールでも大丈夫です。
割れやすいものや傷をつけたくないものはプチプチで何重にも巻いてどんな衝撃にも耐えれるようにしておきました。
結構、プチプチなくなるの早いので多めに購入しておくことをおススメします。
余ったら、不用品をメルカリで販売したり、宅配買取サービスを利用したときに使いました。
さらに段ボールはガムテープより強力な補修シールを購入し、かなり強固な段ボール箱を作成することをお勧めします。
下の写真は実際に台湾に着いた時の荷物の写真です。
結構段ボールを補強したつもりでしたが、船便ということもあってか少し段ボールは凹んでおりいました。
スリーエムの協力多様補修テープは1個1,000円もしますが、段ボールにしっかり貼りついてくれて、160サイズの段ボール6箱を補強するには十分な量でした。
≪流れ②≫梱包、荷物詰め
この作業が一番大変です。
私たちはできるだけ安く引っ越しを済ませたかったので、移住の1か月前から断捨離を行いました。
まだ4年しか住んでいないのにこんなにゴミが出る??っていうぐらい出ました。
とりあえず、【要るもの】と【要らないもの】と【迷ったもの】の3箱用意して仕分け開始!
【迷ったもの】はここ1年以内に使用したかどうかで決めました。
【要らないもの】は捨てるのではなく、メルカリやPayPayフリマなどを利用して売却したり、宅配買取サービスなどを利用して買い取ってもらったりしました。
どうしても売却できないものは捨てるか、大型家具が多くて処分に困ったら「くらしのマーケット」を利用して処分しました。
台湾で揃えられるもの(特に家具や家電製品系)はすべて捨てましたが、炊飯器だけは日本の製品を使いたいと思い、「象印」の圧力IH炊飯ジャー【炎舞炊き】を新しく購入しました。
今まで使っていたのはかなりボコボコだったので、炊飯器だけはいいモノを買おうと思い色々調べた結果、「象印」の圧力IH炊飯ジャー【炎舞炊き】が良いね!ってなって購入しました。
炊飯器のレビューはまた後日、記載させていただきます。(まだ使用したことがないので…)
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結果、引っ越しの段ボールは6箱になりました…
これでも結構抑えた方ですが、それでも6箱ぐらいになりましたね。
内容物は大まかに【衣類】【息子のおもちゃ】【日本食品】です。
【荷物を段ボールに詰め込む際に注意すべきこと!!】
荷造りが終えた後に、送付状を作成することになります。
国際郵便でモノを送付する際に、内容物を英語で事細かに記載する必要があります。
内容物だけでなく、モノの価格(=価値)、数量も記載します。
そのため、メモ用紙を用意して内容物・数量・価格に関しては記載しておいた方がいいです!!
≪流れ③≫段ボールに【後送行李(別送品)】と記入!!
「後送行李」とは、引越しの荷物やお土産などの物品などを郵便や宅急便を利用して後から送ることを表す中国語になります。
これを日本語では”別送品”と言います。別送品の詳しい説明は税関のホームページ「7102 別送品がある場合の税関への申告手続(カスタムスアンサー)」をご参照していただけるとすごくわかりやすく説明がされていますのでご確認ください。
この「後送行李」という記載を段ボールにしておかないと本来支払わなくてもい関税がかかってしまいますので必ずすべての段ボールに書くようにしてください。
ただし、「後送行李」の使える条件があります。
- 日本からモノを送っても、本人が台湾に入国していなければ使えない
- 内容物の全部の価値が20,000台湾ドルを超えていないこと
です。特に2つ目の20,000台湾ドルを超えてはならない点に関しては、送付状を作成する際に内容物の価格(=価値)を記載することになりますが、使用したものは価値が下がっているはずなので調整しながら、荷造りを行いました。
なので、新品の家電製品やブランド系バックなどを入れる方は要注意が必要です。
≪流れ④≫送付状の作成
郵便局のウェブサイト「国際郵便マイページサービス」で作成することが可能です。
「国際郵便マイページサービス」で海外に荷物を送付するための必要な書類(送付書)を作成することが出来ます。
作成方法は2種類あって【スマホで作成】か【パソコンで作成】のどちらかで作成することになります。
(※ちなみに手書きの作成も可能だそうですが、国によっては通関手続きで遅延が起きたり返送されてしまう可能性があるそうなのでやめたほうがいいです。)
【スマホで作成】か【パソコンで作成】の最大の違いは何かというと、〈1回の送付状に記載できる内容物の数が異なる〉です。
【スマホで作成】の場合は、1回の送付状に記載できる内容物は3個だけに対して
【パソコンで作成】の場合は、1回の送付状に記載できる内容物は60個も作成できます。
作成の簡単な流れはこんな感じです。
- 国際郵便マイページサービスのアカウントを作成
- 依頼主と送り先の氏名・住所の登録
- 内容品の登録
- 発送情報の登録
- 送り状を印刷
- 専用パウチの請求
になります。
特に注意したいのが「2.依頼主と送り先の氏名・住所の登録」と「3.内容品の登録」です。
「6.専用パウチの請求」に関しては、郵便局で無料でもらえますが国際郵便マイページサービスからでも請求できます※。
※2022年3月16日(水)をもって、発送請求の受付が終了
注意①「2.依頼主と送り先の氏名・住所の登録」
今回は、引っ越し荷物を「後送行李(別送品)」で送付したいので、依頼主の名前と送り先の名前を一致させておく必要があります。
台湾での住所が決まっておらず、とりあえず実家に一旦荷物を送る場合は注意が必要です。
注意②「3.内容品の登録」
内容品に関しては、事細かに英語で記載する必要があります。
例えば、おもちゃは「Toy」では抽象的なので駄目で、人形「Doll」なのかけん玉「Juggling Toys」なのかなど具体的に記載する必要があります。
虚偽の申請をしても通関で引っかかると思いますのでやめた方がいいです。
価格に関しては、大体の目安で記載しました。
使用しているもの(=中古品)であれば、基本100円とか500円とかに設定しました。
「後送行李」で荷物を送るなら、内容物の価値がが全部で20,000台湾ドルを超えないようにしなければなりません。
≪流れ⑤≫集荷依頼
荷物を段ボールに入れ、ラベルの作成まで完了したら、郵便局に集荷依頼を行います。
集荷依頼の方法は【電話で依頼】するか【郵便局のホームページからweb上で依頼】することも可能です。
web上で集荷依頼する場合はゆうびんIDの登録をしておくと自宅の住所の入力が省けます。
それだけでなく引っ越しであれば郵便物の転送手続きも行うと思いますので、それもweb上で行うことが出来ますのでおススメです。
(出典:日本郵便株式会社ウェブサイトhttps://www.post.japanpost.jp/)
≪流れ⑥≫集荷・料金の精算
荷物集荷の希望日時になり、「ピンポーン」とベルが鳴ったので玄関を開けると、集荷スタッフがなんと1人だけ⁉で来られました。
どの箱も160サイズの段ボールで、重さは20kg以上はあるだろ箱ばっかりだったので「運ぶの大丈夫?…」って心配になりました。
とりあえず妻と2人で玄関外まで段ボールを1箱ずつ運び、集荷スタッフが持ってきた重量計の上に載せます。
そして、印刷しておいた送付状とパウチを一緒に集荷スタッフに渡しました。
送付状は内容に問題がないか確認してもらうため、事前にパウチには入れておかない方がいいです。
重量を計測し、送付状のチェックと貼付が完了すると料金が提示されます。

6箱で合計42,550円でした!
6箱の重さは、16kg+26kg+26㎏+20㎏+21㎏+18㎏=合計127㎏
これだけ詰め込んで4万円台なら安いのではないのでしょうか?
追跡はメールで確認できます!
送付状の作成時に「配送ステータスメールの通知設定」で登録したメールアドレスに逐一、配達状況をメールで通知してくれます。
そのメールに記載されているリンクをクリックすると以下の画面が表示され、いつどこで発送されたという情報が一目瞭然で分かります。

台湾の空港に着いたら税関申告!
台湾行きの飛行機の機内で「入国カード」と一緒に「中華民國海關申報單」という税関申告書をもらうと思います。
台湾へ「後送行李(別送品)」を発送している場合は、税関へこの税関申告書を提出する必要があります。
これを提出しないと日本から送った荷物に関税がかかってしまうので要注意です。
税関申告書を作成する際に「物品内容」を書く欄があります。
ここには送付した内容物を記載するのですが、本とか家電製品とか細かく書いていたら欄が足りなくなるので段ボールの内容物が大体どんなものが入っているか記載しました。
上の写真のように「生活用品」「衣類」「食品」って記載して段ボールの数を書き、内容物の価値がどれくらいかおよそで記載しました。
空港に到着し、入国審査を終え預け荷物を受け取ったら、税関手荷物検査の赤カウンター(税関申告カウンター)に進みます。
台湾入国の流れは下記の記事にも記載しておりますので併せてご確認ください。
赤のカウンターで係員に「後送行李」があることを伝え、「中華民國海關申報單」を提出します。
すると管理番号が発行され、押印された「中華民國海關申報單」を見せてもらえます。
ここで非常に大事なポイント!!
「中華民國海關申報單」は回収されてしまうので管理番号含め写真を撮っておくことです!
理由は万が一配達される際に関税がかかってしまった場合に、管理番号は重要な情報になります。
荷物が台湾に到着し、通関手続きの際に電話がかかってくる場合もあるそうなので必ず、写真で控えておくようにしてください。
いかがだったでしょうか?
日本から台湾に引っ越しの荷物を送った方法をご紹介しました。
基本、資材集めから梱包、ラベル作成など全て自分で行う必要がありますがやってみたらそこまで難しくはありません。
ただし、時間がかかるのも事実です。
楽して引っ越しを済ませたい方は引っ越し業者に頼むことをお勧めします。
また機会がありましたら、台湾から日本へ引っ越しの荷物を送ってみてその方法をご紹介したいと思います。