【これから台湾へ入境される方必見!】~入境、PCR検査、隔離ホテルまで1日の流れ~

こんにちは、TAKUラオバンです。

2021年12月17日、ついに、台湾へ入国しました!

現在、新型コロナウイルス感染予防のため台湾への入国は厳しく、観光を目的とした入国はできません。

「台湾への入国の流れは?」「台湾でのPCR検査は?」「隔離ホテルはどんな感じ?」

と関心がある方はいらっしゃると思います。

今回の記事は、成田空港からの出発から隔離ホテルの様子まで1日の流れをご紹介していきます。

≪午前11時≫~成田空港到着~

バーコードの画面

引っ越しで家具をすべて処分してしまったので、出発の前日は京成成田駅前のアパホテルに宿泊しました。

アパホテルでは成田空港まで無料のシャトルバスが運行していますのでとても便利ですよ。

それにしてもすごい荷物の量ですね。実は上の写真の荷物の他にベビーカーとリュックサック2個と手さげカバン2個あります。

キャリーケースの中身は4台中3台は衣類が入っていて、残りの1台は日用品や日本のお菓子類を詰めるだけ詰めました。

≪午前11時30分≫~空港受付カウンターにて~

今回、台湾までは2020年12月に成田空港と桃園空港を結んだSTARLUX航空にお世話になりました。

設立してまだ新しく、台湾に拠点を置く航空会社になります。

今まで台湾へは「チャイナエアライン航空」や「LCC」を利用していましたが、「STARLUX航空」は初めての搭乗でした。

2020年から現在時点(2021年12月)では新型コロナウイルスの影響で台湾へは旅行での目的では渡航できないため、日本人として「STARLUX」の飛行機に乗った人はあまりいないと思いますので、機内がどんな感じか、機内食がどんな感じだったかも併せて紹介していきたいと思います。

受付での流れはザっとこんな感じでした。(※注意:今回は新型コロナウイルスの防疫対策時の流れになります

まずは①パスポートの提示と②「入境検疫系統(航機版)」の申請済みのスマホ画面を提示

①のパスポートの提示はこれは説明するまでもないですね。

②の「入境検疫系統(航機版)」の申請済みのスマホ画面を提示は、事前に台湾の衛生福利部のサイトに台湾に渡航する方の氏名・連絡先や隔離ホテルの住所などを搭乗48時間前に登録しておかなければなりません。

当日受付時に登録することもできますが、余裕をもって搭乗手続きを終わらせるために予め前日にまでに登録を済ませておくと便利です。

そして、必ず登録後の画面はスクリーンショットで撮っておいて下さい。

下にリンクを貼っておきますのでご利用の方はどうぞ。

(参考:厚生省「出入国管理システム(飛行機版)」https://hdhq.mohw.gov.tw/Default1?openExternalBrowser=1

登録する内容項目としては

  1. 氏名・性別・生年月日
  2. 国籍
  3. パスポートの番号
  4. 身分証番号(居留証が発行されていない人は「何のビザで入国するか」記載)
  5. 搭乗する飛行機のフライトナンバー
  6. 飛行機の出発日時
  7. 座席の番号
  8. 到着する空港
  9. 発熱、咳、鼻水、嗅覚異常などの症状があるか
  10. 過去14日間で新型コロナウイルスの陽性者と接触したことはあるか
  11. 入境時に行うPCR検査の結果を送る先のメールアドレス
  12. 台湾での連絡先
  13. 隔離プランの選択
  14. ワクチンの接種回数(未接種?1回目?2回目?)
  15. 台湾での隔離ホテルの名称と住所

以上になります。

全て記載が終わって登録すると最後に下の画面が映し出されますのでスクリーンショットを必ず撮っておいて下さい。

この画面を受付時に提示する必要があります。

「プランはどちらを選ばれましたか?」と聞かれるのでA・B・Cのどれかで答える

入境検疫系統の登録の際に、隔離のプラン(A・B・C)を選ぶことができます。

A:14日間ホテルもしくは集中隔離センターで隔離+7日間の自主健康管理

B:10日間ホテルで隔離+4日間の自宅隔離+7日間の自主健康管理

C:7日間ホテルで隔離+7日間の自宅管理+7日間の自主健康管理

私の場合はこの時、家も決まっておらず、妻の実家にも迷惑をかけたくなかったのと1歳の息子がいるので迷わずプランAにしました。

妻によると2020年の11月頃に台湾に帰国した際は、14日間実家で隔離だったのですが、同じ空間に家族は居てはいけないのと、ご飯も自分で作らないといけない、誰も助けられない状況だったらしいです。

PCR検査の陰性証明書の提示

予め、スクリーンショットを撮っておいたPCR検査の陰性証明書(英文)を提示します。

台湾の場合は、陰性証明書の原本(紙ベース)でなくても、メールに添付されてくるファイルの画面を提示するだけでも大丈夫です。

日本でのPCR検査は下記の記事に記載されていますのでチェックしてみてください。

【海外渡航者向けPCR検査を受けてきました!】(台湾渡航者向け)

荷物の重量チェック(預け荷物)

次に預け荷物の重量チェックがありました。

エコノミークラスでも「LIMITED」「SAVING」「BASIC」「FULL」の4つのプランがあり、プランによって預けられる荷物の重量が異なります。

今回は「FULL」しか選択できなかったですが、このプランだと1人35kgまで荷物を預けることができます。

なんとこれは1つの荷物が32kgを越えなければ、何個でもOK!でした!

しかも、無料手荷物許容量の範囲であれば荷物の合算ができ、席を占有しない乳幼児でも10kgまではOK

つまり、TAKUラオバンの場合は私と妻と1歳の息子分で合わせて80㎏まではOK!でした。

結果、キャリーケース4台と大きめの手さげ荷物2個とベビーカー1台を預け荷物として持って行くことができました。

荷物の詳細はSTARLUX航空のサイトをチェックしてみてください。

ちなみにベビーカーは荷物の重量にはカウントされません。

機内持ち込み荷物にタグを付ける

最後に機内持ち込み荷物1点ごとに「STARLUX」専用の荷物タグをつけます。

ちなみに機内に持ち込める荷物は、エコノミーだと手荷物1個と身の回り品1個で合計7kgまででした。

手荷物にはパソコンとか入っていたので、出発前は9kgと大幅にオーバーしていました。

なので極力預け荷物に入れて預け荷物にして、預けられない荷物は機内持ち込みにしていました。

また、席を占有しない乳幼児は5kgまでは大丈夫だということでした。

≪午後12時30分≫~保安検査、税関審査、出国審査~

無事にチェックインが完了したのですが、気づいたら搭乗時刻の1時間前でした。

これから、保安検査に税関審査、出国審査もあり、搭乗ゲート前についたのは20分前だったのであまり余裕はありませんでした。

税関審査において

今回は家族3人台湾移住ということもあり、生活費を300万円以上の現金の持ち出しでしたので税関申告書に必要事項を記載し税関の人にサインをもらいます。

外国製品の持ち出し、現金100万円/人以上持ち出す人はここで申告しておく必要があります。

特にここで何か税金などの料金が課されるということはありませんでした。

出国審査において(在留資格の失効)

今回は日本に帰国する予定が当分無く、3か月以上日本に住所がない状態になります。

そのため、ここで外国人である妻の在留カードの失効することになりますので、在留カード失効の同意書に必要事項を記入し、審査時に提出します。

申請用紙は出国審査のゲート前で渡され、その場で記載します。

≪午後13時30分≫~機内にて~

無事にチェックインが完了して、保安検査、税関審査、出国審査を終え搭乗しました。

飛行機の写真を撮っている暇もないくらいギリギリのゲート前の到着でした。

搭乗すると乗客は10人もいないくらいで、防護服を身にまとったCAさんのほうが多く感じました。

機内は前の席はビジネスクラスの広々とした席が並んでおり、その後ろにエコノミークラスのシートになっています。

エコノミークラスの座席の広さはANAとかJALとかとそこまで変わらない感じで、LCCよりかは広いといったような感じです。

高画質モニターによるエンターテインメントシステム

座席の前には10インチほどの高画質モニターが設置されており、映画や音楽はもちろん、ゲームや雑誌に機内ショッピングまで楽しむことができます。

また、画面を分割することができ、映画を見ながら、フライト状況を確かめることも可能でした。

ただ、映画の中身は中国語や英語での音声のものが多いので日本語しかできない人にとっては、スマホやタブレットに好きな映画などを事前にダウンロードしてもってくることをおススメします。

音楽は日本のアニソンや有名な歌手のものも多かったです。

安全ビデオがアニメーション!?

「STARLUX」はまるで宇宙をイメージさせる航空会社で、離陸前に流れる安全ビデオもどこかの映画で見たことあるような宇宙のキャラクターが紹介してくれます。

安全ビデオのフルバージョンは公式YouTubeでアップされていますので、気になる方はそちらをチェックしてみてください。

機内食

やっぱり飛行機の楽しみといえば、機内食ですね!スターラックス航空によるとミシュラン星付きレストランや有名飲食ブランドと手を組んで提供しているそうです。

メニューは、鶏もも肉ステーキの胡同ソース焼きと五目御飯、オニオンパンに梅酢のトマトサラダ、タロとタピオカの入りのミルクプリン、リンゴやパイナップルなどの季節のフルーツ盛り合わせ

エコノミークラスでこんなに美味しい機内食がでてきて家族3人も満足いく機内食となりました。

ドリンクメニュー

機内で飲めるドリンクも充実しています。

(TAKUラオバンの場合はお酒があまり飲めないのでコーラばっかり頼んでいました。)

≪午後16時30分≫~台湾入境までの流れ~

台湾時間の午後16時30分、約4時間のフライトを終え無事到着しました。

ここから台湾入境までの流れを説明していきます。

なお、以下の流れはTAKUラオバンの場合を説明します。前提として台湾で使うSIMカードは事前に日本で準備していました

台湾にご両親や友人がいる場合は、台湾現地で「預付卡(プリペイドカード)」を購入してもらい、日本に送ってもらうようにしてください。

ちなみに、TAKUラオバンの場合は「台灣之星」というメーカーの契約をしてもらっています。

SIMカードがない場合は、台湾の空港で購入手続きが可能です。

STEP.1
着陸後、衛生福利部からのSMSを確認

飛行機が着陸したら、まず台湾のSIMカードが挿入されているスマホの機内モードをオフにします。

すると、衛生福利部からSMSが飛んでくると思いますのですぐに確認して下さい。

SMSにリンクが貼っていますのでそれをクリックします。

STEP.2
パスポートナンバーを入力
緑色の四角で囲っている部分をクリックすると、パスポートの最後の6桁の番号を聞かれますので入力してください。そのあとにバーコードの画面が出てきますので、すべてスクリーンショットを撮っておいてください。バーコードの画面
STEP.3
職員から緑のカードをもらう
飛行機を降りると空港職員が立っていますので、荷物のX線検査不要の識別カード(緑色)をもらう。日本からの到着の場合はアフリカ豚コレラの感染地域ではないため、緑色のカードを受け取ります。
STEP.4
検疫職員に画面を見せる
先ほど、STEP2でスクショしたバーコードの画面を見せます。もしSIMカードを購入していない場合はこの画面も見せられませんのでこの時にSIMカードの購入列へと案内されます。
STEP.5
入境資料の検査
決められたルートに従って、進むと入境するための書類審査があります。ここでチェックされるのは、PCR検査の陰性証明書と隔離ホテルの予約画面、パスポートです。※隔離プラン(A,B,C)によってはワクチン接種証明や1人1部屋の住居証明が必要です。 
STEP.6
体温検査
サーモグラフィーで体温の検査がありますが、ゲートを通り過ぎるだけです。 
STEP.7
入国審査
いつも通りの入国審査があります。パスポートを提示して指紋チェックと顔認証があります。ここでは特に何も聞かれませんでした。
STEP.8
預け荷物の受取
預け荷物の受取を行います。人数も少なかったので10分ぐらいで受け取れました
STEP.9
税関審査
今回は引っ越しの荷物(後送行李)があるのと現金100万以上あったので申告します
STEP.10
PCR検査
ルートに従って歩くと、空港の外に出てPCR検査(唾液接種)を行います。量は5ccも出さないといけないので結構大変でした。ちなみに息子は上手く自分で唾液を出すことができないため、別室にてお医者さんから直接接種してもらいました。

STEP.11
採取完了の青いシールが貼られる
PCR検査が完了すると、採取完了の青いシールを貼ってもらえます。 
STEP.12
タクシーに乗車
タクシ-乗り場に受付がありますので、必要事項を記入しタクシーへ乗車完了です。 

以上が台湾入境の流れになります。

タクシーに乗ったのが18時00だったので、飛行機降りてからかなり時間が経ってしまいました。

ここから隔離ホテル(台中市)まで約2時間のタクシーに乗ります。

台北だったら桃園空港からだと1時間かかるかかからないかぐらいだと思います。

チャイルドシートが必要な方はタクシー乗り場の受付時に申し出てください。用意してもらえます。

≪午後20時00分≫~隔離ホテル到着~

長いタクシーに乗ってようやくホテルに着きました。

タクシー代は桃園空港からホテルまで1,080NTD(日本円で約4,500円くらい)でした。

タクシーの料金は行き先の都市によって予め決まっていて、それをオーバーしても支払うことはないので安心してください。

後日政府からタクシー会社にオーバーした分は援助があるそうです。

息子はタクシーの中で爆睡してくれたので助かりました。

ホテルに着くとスタッフの方がいらっしゃって透明のビニールシート越しにホテルで利用上の注意など説明を受けます。

部屋はこんな感じ

説明を終え、部屋に着くとめっちゃ広い!!

今回は3人一部屋になりますが、これなら14日間快適に過ごせそうです。

トイレも洗面台も2か所あって、ダブルサイズのベットが2台も!!しっかり調べておいて良かったです。

夕食

時間はすでに夜の8時30分を超えていましたが、めっちゃお腹すいてたので3分で完食!!

味は口では上手く表現できませんが「あぁ台湾の味!戻ってきたなぁ!」っていう感じです。

台中市役所からの贈り物

台中市役所からはマスクに体温計、そのほかにお菓子類など多くのプレゼントをいただきました。

価格は?

これはホテルによって変わり、ご飯付きかそうでないかでも変わってきますが、

私たちの場合は、1部屋1日3食付きの14日間隔離で合計54,000NTD(日本円で約22万円くらい)でした。

部屋は基本1人1部屋ですが、まだ息子が1歳の幼児だったというのもあって台中市に3人が1部屋で隔離できるよう事前に申請していました。

いかがでしょうか。

朝の11時に成田空港についてから隔離ホテル到着まで約1日間かけての移動で、3人ともヘロヘロになりながら翌朝9時まで爆睡していました。

今は、どうしても時代が時代なだけに入境するまでに時間がかかってしまいます。

もし、これから台湾へ入国する方の参考になれば幸いです。

早く通常通りに台湾へ旅行へできるようになることを願って、14日間の隔離生活を過ごしたいと思います。



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