こんにちは、TAKUラオバンです。
つい先日、台湾台中市で走っているバスに乗ってきました。
「そもそも台湾ってバスにどうやって乗るの?」
今回の記事では、台湾台中市のバスの乗り方にフォーカスしてご紹介したいと思います。
台北や高雄では、また乗り方や降り方は変わってくると思いますのでそれぞれの地域のバスの乗り方について詳しい方の記事を参考にするといいと思います。
目次
そもそもバスの中国語表記は?
そもそも”バス”って中国語で何というか分かりますか?
台湾のバスの中国語表記は、バスの種類によって異なります。
市内バス(路線バス)だと「公車(ゴンチュー)」
都市を跨ぐような大規模な範囲の路線バスだと「巴士(バァシ)」
長距離バス、高速バスだと「客運(クゥユン)」
と言います。
今回、ここでご紹介するのは「公車(ゴンチュー)」の方をご紹介します。
ちなみにバス停は「公車站(ゴンチュージャン)」といいますよ。
バスやMRT(電車)はこれ1枚!!【悠遊カード】
悠遊カードは簡単に説明すると、台湾の交通系ICカードです。
日本に例えるならSuicaやICOCAです。
使い方も日本と一緒で、駅の発券機やコンビニなどでチャージして利用することが出来ます。
悠遊カード自体はコンビニで気軽に買うことが出来ますので、1枚持っておくと良いかもしれません。
1枚100NTD(約400円くらい)で購入することが出来ます。
駅の発券機で購入の場合は、言語を日本語モードにすることが出来ますので中国語を話せなくても購入できると思います。
もし、コンビニで購入する場合は以下のように伝えれば購入できますよ。
「我要買悠遊卡(ウォーヤオマイヨウヨンカー)」=「悠遊カードを買いたいです。」
- コンビニで販売様子
- キーホルダー型の悠遊カード
私は、キーホルダー型の「バットばつ丸」くんの悠遊カードをコンビニで購入しました。
こういうキャラクターなどのデザインがあるのはコンビニで販売していますよ。
ちなみにキーホルダー型のこのタイプは少し高くて150元でした。
台中市民だと無料⁉(2021年版)
前提として現金で支払う場合は、無料にはなりません。
以前は、「バス乗車位置から10㎞以内(台中市内)」であれば乗車料金が無料でした。
しかし、2021年1月より台中市民の登録がない悠遊カードは有料となりました。
つまり、台中市民登録がある悠遊カードは「10㎞以内(台中市内)」であれば無料となります。
ちなみに外国人のTAKUラオバンでも居留証があれば台中市民登録が可能でした。
台中市内で10㎞だとほぼほぼ無料で台中市内どこでも行けちゃいます。
これから、語学学校に通う予定でその学校もバスで10㎞以内の距離の場所にあるので現在の私にとっては有難い制度ですね。
(バイクは当分購入しなくても済みそうです..)
バス停はどんな感じ?
台中のバス停は下の写真のような屋根付きのいかにもバス停というものもあれば、
次の写真のように立て看板と椅子だけが設置しているバス停もあります。
椅子もなく、本当に立て看板だけのバス停もあります。
バス停に欠かせないバスの時刻表と路線つまり、どこに停まることが出来るかを示した看板がしっかりあります。
停留所がどれくらいあるか見ると、1台のバスで結構いろんな場所に停まってくれることが分かりますね。
ここで注目すべきなのは、各時刻表の左上に数字が記載されていると思います。
これはバスの番号になります。
後ほど説明しますが、バスに乗るときは乗りたいバスがバス停に近づいてきたら手を上げる必要があります。
このとき、近づいてきたバスがどこに行くのかを判定する材料は 「バスの番号」になります。
もちろんバスに行き先もしっかりバスの電光掲示板で表示されていますが、正直見にくいです。
日本人なら尚更わかりにくいですよね。
そこで大きく表示されていて、一目で判断できるのはバスの番号ということになります。
バスの時刻表と路線は下記の公式HPから確認ができますので、是非ご確認ください。
(出典:台中市運輸局)
乗り方
バスの乗り方は以下のような流れになります。
1.乗りたいバスが来たら手を上げましょう!
写真のように、乗りたいバスがバス停に近づいてきたら手を上げます。
日本でタクシーを捕まえるときみたいに、台湾ではバスに乗りたいときに手を上げて「バスに乗りたい」という意思表示をします。
複数人いれば基本誰かが手を上げて停まってくれたりするのですが、一つのバス停に行き先が異なるバスが複数台停まったりするので、自分が乗りたいバスが近づいてきたら自分からも手を上げた方が無難です。
ちなみに手を上げないと本当にバスは停まってくれません。

2.乗車時にカードリーダーに悠遊カードをかざす。
バスが停まったら、ドアが開きますが前が開く場合もありますし、後ろが開く場合もあります。
空いた方に乗ると、カードリーダーがあるので悠遊カードをかざしてください。
これをしないと先ほど説明した「10㎞以内無料」の適用にはならないそうです。
悠遊カードがない場合は現金で支払う必要があるのですが、運転席右横に金属の箱があるのでそこに乗車料金を入れます。
基本料金は20元です。
乗車チケットみたいなものはありませんでした。
車内では
日本のバスの感覚に慣れていると要注意な点があります。
それは…「急発進するバスが多い」です。
どういうことかというと、日本では普通バスに乗車したとき、扉が閉まってお客さんが座席に着席してから発車すると思います。
しかし、台湾では最後のお客さんがバスに乗った瞬間に発車することが多いです。しかも、急発進が多い。
もちろん全部のバスがそうではないですが、8割以上のバスは急発進で出発することが多いのでバスに乗ったらすぐに近くの手すりに掴むことをおススメします。
車内は日本のバスとほぼ同じで、運転席に近い方の席(上の写真だと赤い席)は、高齢者や妊婦さんが座る優先座席になっています。
ちなみに台湾の優先座席は、妊婦さんに本当に優しいです。
本来優先座席はそうであるはずですが、日本では知らないフリをする人も多いかと思います。
私の妻も台湾で里帰り出産をしたのですが、その時もバスに乗ったときに高齢のおばあちゃんでも席を譲ってくれた経験があったそうです。
降り方
次停車するバス停のアナウンスが流れるのですが、中国語と英語の2か国語流れます。
正直、バスによっては聞き取りにくいです。そんな時は、座席前方に電光掲示板で表示されますので降りるバス停が近づいてきたらしっかり確認しておきましょう。
降りるときは、日本と同じで停車ベルを押します。
降車ボタンは上の写真のように日本の市バスと同じタイプもありますが、下の写真のようにバスの天井付近に設置されているタイプもあります。赤いボタン(ベルのマーク)を押せば、降車を知らせることが出来ます。
- 降車の際は赤いボタンを押す
バスの降り口は前か後ろどちらでもよいみたいですが、開いた扉から降りれば大丈夫です。
バスが停車して扉が開いたら、乗車時同様、カードリーダーに悠遊カードをかざして降ります。
中には、バスがバス停に到着する前にカードリーダーに悠遊カードをかざす人もいます。
それでも大丈夫なようです。
いかがだったでしょうか?
台湾は鉄道もタクシーでも日本より安く移動できると思います。
台中市のバスは「10㎞以内無料」というのをうまく利用すれば、台中のいろんなところに無料で移動できますね。
海外のバスに乗ると、いかに日本のバスが安全なのかが改めて実感できるとともに、日本では味わうことが出来ない体験もできます。
昔、妻が日本のバスに初めて乗ったとき驚いたことがあったそうで、それは何かというと
日本のバスの運転手は例えば、曲がるとき「左に曲がります」とか「発車します」とか運転手自身がアナウンスしてくれることに驚いたそうです。
私たち日本人はいつものことなので、あまり気にしていない人も多いと思いますが、海外ではそれは普通ではないことも多々あります。
是非、違う国のバスも体験してみてくださいね。