台湾に移住して約3カ月、台湾人の妻と結婚して4周年目を迎えたTAKUラオバンです。
台湾と日本で言語が異なれば、考え方や文化も異なります。
もちろんそういう2人が一緒に生活すると何度も何度も‟その異なる部分”のせいで、壁に衝突し喧嘩をしました。
今回‟その異なる部分”で
台湾人の家族・親戚の付き合いで日本人が直面するであろう問題をご紹介したいと思います。
注意していただきたいのですが、以下の話はあくまで私たちの場合であって台湾人、日本人が全員当てはまるわけではありません。
ただ、もしこれから台湾の方と結婚する方や今現在台湾人と付き合っていて壁にぶち当たったり悩んでいる方の支えになることが出来れば幸いです。
(中には「それはTAKUラオバンの器小さすぎやろ!」ってツッコまるのを承知で書きますのでご了承ください…)
①両親が自分の娘(または息子)から自立できない問題
「台湾人のご両親は娘や息子は同じ家で過ごすのが普通だと思っている」
これは要するにサザエさんみたいな家庭が普通だと台湾人の考え方です。
台湾人はかなり家族の繋がりが強いように感じます。
台湾の方とお付き合いしている方なら、ほとんどの人が共感できると思います。
日本って成人して社会人になって稼ぐようになったら実家からでて独り暮らしを始める方が多いですよね。
いつまでも実家にいたら「早く自立しなさい」「結婚してこの家から出なさい」って言われませんか?
少なくとも私の親は「早く出ていけ!」派でした…(笑)
ですが、台湾人の場合は社会人になって稼いでなくても稼いでても親元で一緒に生活することは何も違和感がないそうです。
もちろん結婚したら実家から出る人もいますが、サザエさんみたいな家族になることが多いように感じます。
また、旅行・遊び・買い物どこに行くにしても家族全員で行動するのが台湾では普通です。
②両親の言うことが優先される
「パートナの意見よりも自分の両親、兄弟の意見が採用されることが多い」
家族の中で何かを選ぶのを悩んだり決めたりする場合は、パートナのあなたより自分の両親に相談したり、解決を求めることが多いです。
これは結構、拗ねますね…
例えば「息子の教育のことでこういう学校に連れていきたいとか」、「台湾での移住先はここにしたいとか」相談するとき、普通は家族間の問題なので夫婦で解決しようとしますよね?
しかし、こういう場合って結構台湾人は自分の両親に聞く場合が多く、「お母さんがこう言ってるから」とか「親がこう言っているからそうする」とか自分の両親の意見が反映されやすいです。
実際に台湾に移住したとき家族3人で暮らす予定だったのですが、妻の両親の反対意見で妻の実家に3人とも暮らすことになりました。
息子を見てくれたりご飯のこととかも気にしなくてもいい反面、ずっと家にいるのでそれなりに気を使いストレスが蓄積されていきます。
休日にどっか行くにも常に両親がついてきたり、自由な外出ができなかったりするのでそれが嫌で妻と喧嘩することも多々あります…
③親戚に会う頻度がめっちゃ多い
「週に1回くらいの頻度で親戚に会う」
これが私的には一番きついのです。
先に言っておきますが、親戚にはよくしてもらっていて私が日本人だということもあってかみんな優しく接してくれます。
妻の親戚は母方・父方合わせるとおそらく20名ほどは居るでしょうか、とにかく名前が全員覚えられないほど多いです。
いつも妻の祖母の家にみんな集まりますが、これが毎週のようにあります。
妻と息子のせっかくの土日休みもこれで潰れることもあり、それが原因で喧嘩してしまうことがあります。
(普通、土日の休みどっか遊びにいったり買い物しに行きたいですよね?)
とにかく暇な時間があれば私も息子も連れて親戚に会いに行きます。
ちなみに妻の実家と祖母の家はそんなに遠く離れていません。
行っても特に私はやることがなく、みんなも会話を楽しんだりご飯を一緒に食べる程度です。
もちろん会話はネイティブスピードの中国語・台湾語なので何を話しているかチンプンカンプン。
私がもっとコミュ力高い人間だったらそれなりに楽しむこともできるのだと思いますが、やはり今でも慣れません。
④孫の子育ては祖父母が当たり前⁉
「孫の子育ては祖父母がするのが当たり前になってきている」
これは台湾人の働き方が原因ですが、孫を祖父母に預けて子育てをお願いする家庭が多いです。
台湾の公園に息子を連れて行ってビックリしたことがあります。
それは子どもを連れてきているのが50~60代後半以降のおじいちゃんとおばあちゃんばっかりです。
日本みたいにママ友みたいな風景は見られません。
理由は、台湾では共働きが圧倒的に多いからです。
日本のように結婚したら女性が専業主婦っていう考え方はあまりありません。
(まぁ最近は日本でも結婚しても女性が働いている方は多いように感じますが…)
それでは幼稚園などに預けるのはどうなのか?
台湾の幼稚園事情
これは結論、「台湾も日本と同様に園児の待機児童が多いので入園が難しい」です。
台湾も日本と同様に公立幼稚園と私立幼稚園があります。
それぞれ
- 幼幼班(2歳~3歳)
- 小班(3歳~4歳)
- 中班(4歳~5歳)
- 大班(5歳~6歳)
に分けられています。
学費が安い公立は圧倒的に人気が高く、倍率がとても高く高確率で抽選になります。
私立幼稚園は日本の幼稚園よりも学費が高いように感じます。
台湾の給与水準は毎月4万元(日本円で約12万円くらい)あればいい方です。
それに対して私立幼稚園の学費は平均で毎月2万元(日本円で約8万円くらい)です。
そりゃ共働きが多いのも納得ですね…
祖父母に預ける上で重要なこと
私の息子もほとんど妻のお母さん・お父さんに預けていますが、なるべく息子と3人だけの時間を大切にしています。
ここで一つ重要なのは「自分の息子の教育方針はこうしたい!」っていう意思はしっかり祖父母に伝えておくことです。
やはり自分たちのご両親は子育ての先輩なので「こういう子育てが良い」とか「ここはこうした方がいい」とかいろいろ言ってくるケースもあります。
子育てが初めての方にとっては結構ストレスになったりしませんか?
私はとてもストレスを感じていました。
自分たちでも頑張っている分「ほっといてくれ!」っていう気持ちが爆発しそうになることもあります。
台湾の祖父母もそういうお節介な方が多いです。
台湾人は優しい過ぎるがゆえにいろいろ「こうした方がいい」とか言ってきます。
近所のおばちゃんとか親戚まで言ってくることがあり、「近所の人はこうした方がいいって言ってた」とかね。
祖父母に孫を任せている分、断れない・無下に出来ない方もいると思います。
しかし、そういうときはしっかり「自分の息子の教育方針はこうしたい!」っていう意思を伝えておく必要があります。
あくまでご両親が言っていることはアドバイスだと思っています。
全てその通りに聞く必要はありません。
パートナーのご両親には直接言いにくい場合は、しっかり妻や夫に言ってももらうようにしましょう。
最終的には妻のご両親には自分たちの教育方針を理解してもらっています。
いかがだったでしょうか?
以上が台湾人の家族・親戚の付き合いで日本人が直面するであろう問題でした。
最初にもお伝えした通り、すべての台湾人の家族や親戚関係がそうでありません。
あくまで私が直面した感じたことです。
しかし、同じことで悩まれている方もいらっしゃると思います。
そういう方たちにとって心の支えになれれば幸いです。
やはり同じアジア圏といえでも国が変われば言葉も違うし、文化や考え方も異なります。
それが結婚となればその問題は避けても避けることが出来ない問題だと思います。
しかし、そういう壁に直面したときは自分のパートナーとまずはしっかり話をすることが大切です。
1人で悩まないようにしましょう!
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
▼下の写真からいろんな人の海外生活に関しての記事を見ることが出来ます♪
台湾(海外生活・情報)ランキング